ご 挨 拶

宮井ふみ子 プロフィール

  • 1985年 広島大学付属高等学校卒
  • 1989年 第一薬科大学卒 薬剤師国家資格取得
  • 1990年 高陽ニュータウン病院勤務 薬剤科長
  • 2010年 広島大学病院 薬剤部勤務
  • 2011年 同 総合医療研究推進センター配属
  • 2012年 NPO法人ミニミニ外国in広島 理事長
  • 2014年 CRC(治験コーディネーター)認定
  •  同年 SoCRA(米国治験コーディネーター)認定
  •  同年 GCP(臨床試験の法律)パスポート取得
  • 2018年 広島大学病院 退職
  •  同年 ㈱MMGインターナショナルサービス 代表取締役

私は、新薬開発に携わる治験コーディネーターを目指して、2012年に民間病院から広島大学病院へ転職ました。その際に英語が全くできない自分にショックを受けました。若い世代はもっと英語力が求められると感じ、高校生だった長男に留学を勧めたところ、返事は「(行くのが)怖い」ということで愕然としました。

日本人が高い水準の英語教育を受けているにも関わらず英語を話せない人が多いのは、インプット重視のこれまでの英語教育のあり方にあると考えます。これを解決するには、アウトプットの場、実体験をしてみることにつきます。これには留学やホームステイが一番だと思われます。しかしながら、経済的事情などの問題で、実際には難しい場合が多い。

そこで、「休日だけでも海外を体験できる小さな外国の街のようなテーマパークがあれば」そんな構想が2011年に浮かびました。ママ友や地元の同級生に夢を語り、賛同者を増やし、2012年に商業施設のホールで「ミニミニ外国体験イベント」と題し初のイベントを開催すると約150人もの方が来場されました。その後、英語を使う企画を次々と打ち出し、これまで約30回の催しを重ねるうち、地元英会話講師とのネットワークも構築され、大人から幼児まで1600人を超える来場者が英語のミッションに取り組んで楽しみました。

2014年にはNPO法人化。周囲の期待に応えながら、新しい企画に取り組み、継続したサービスを生み続けるために、このたび、事業化に踏み切ることに決意しました。海外に行かなくても外国の街に行ったような疑似体験を通して、必要に迫られた英語環境で成功や失敗を経験し、日々の英語勉強のきっかけ作りをする。このコンセプトを再現したイベントを展開しつつ、日本人の語学レベル向上に微力ながら貢献したいと思います。
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